場所にもよりますが、少なくとも注射ほど痛くはないです。

鍼と聞くと、どうしても日本人は注射をイメージしてしまいがちです。
実際には注射鍼と鍼灸で使用する鍼では太さに5倍以上の差がありますから、注射の痛みを覚悟して来院された方の中に「え？この程度で済むの？」と拍子抜けされる方も多いです。施術の効果で身体がリラックスして、寝始める人もいるくらいです。

鍼を打つことで身体の詰まりが取れて、全身の巡りが良くなるからです。

鍼の主な役割は、噛み砕いて説明すると「血液やリンパの流れを塞いでいる塊（コリ）を崩して、全身に正しい循環を取り戻すこと」です。血の巡りが悪いところは、表面に赤黒い血管(細絡といいます)が浮き出てくることがあります。これは身体の奥の流れが悪くなっているサインで、身体の表面近くに血管を延ばすことで、血流の悪さをカバーしようとして起こる現象だと私は解釈しています。

不調がある部位の、肌を出しやすい服装でお願いします。硬い生地のズボン、インナー等は避けてください。

皮膚表面を観察したり、触ったりして不調の原因を特定しますので、なるべく肌は出しやすい服装でお越しください。冬などは薄着だと寒いと思いますので、上着などを羽織り、院内で脱いだり着たりできるよう調整をお願いします。硬い生地のズボン、インナーは捲るのが大変なので、なるべく柔らかい生地のものを着用して頂けると助かります。

ケガの治療に限り、適用できます。

当院では柔道整復術も行っておりますので、いわゆる外傷と呼ばれるもの(骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷)に関しては、治療に保険が適用されます。それ以外の鍼を使用した治療に関する部分は、自費での治療となりますこと、ご承知おきくださいませ。